介護人材不足が進む中、質の高い介護サービスを提供していくためには介護ロボットやICT(情報通信技術)の活用が有効であるとされています。当法人ではノーリフティングケアを導入し、今回新たに「見守り支援システム~眠りスキャン(パラマウント社製)~」を特別養護老人ホーム(併設短期入所含む)全床へ導入します。

【見守り支援システム】

シート状のセンサーをマットレスの下に敷き込むだけで、身体に何も装着することなく、利用者の呼吸数や心拍数、睡眠状態、覚醒、起き上がり、起床動作などを遠隔でリアルタイムに把握できるセンサーです。

【眠りスキャン(パラマウント社製)導入で期待される効果】

①利用者の眠りの質向上

眠りの状態が確認できるため、眠りの状態に応じた排泄介助や体位変換介助ができ安眠につながります。体位変換については自動体位変換機能付きエアーマットを20台導入しました。

②転倒事故リスク軽減

覚醒状態をモニターやスマホで確認できるため動き出しの予測ができます。起き上がったり、立ち上がった際の通知設定により迅速な対応に活用できます。

③介護職員の身体的・精神的負担を軽減

スマホ等を活用し利用者の状況が遠隔で把握できるので、夜間を中心に心身の負担軽減につながります。

介護ロボットやICTの導入促進により、業務効率化や職員の負担軽減を図りながら、多様化する介護ニーズに的確に対応できるようサービスの質向上に努めていきます。